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驚愕の発見⁈上野公園に桜の原木が2本現存!!『小松乙女』と『上野白雪枝垂』が彩る春

上野公園に植えられていた桜の中から、二つの新種が誕生しました。
「小松乙女」と「上野白雪枝垂」から接ぎ木で増やしてきたクローンの桜が日本各地に植栽されていることは、上野の桜の原木が、単なる美しい景観や植物としての価値を超え、生態系と国際貢献に多大なる影響を与える桜の源流としての壮大なスケール感とドラマを感じます。

『小松乙女』

美しい花弁が特徴で、ソメイヨシノに似た花形ですが、花弁の縁が濃いピンク色をしており、他の桜よりも鮮やかな印象を与えます。
この桜は西田尚道氏が発見命名し、林弥栄氏により発表されました。上野公園のシンボル的な桜です。

『上野白雪枝垂』

2022年に新品種として登録された桜で、その特徴的な白い花が魅力です。
この桜は、一般的な枝垂れ桜に見られるように、しなやかに垂れ下がる枝に花を咲かせ、白い花が雪のように降り積もる様子が「白雪」という名前にぴったりです。
「上野白雪枝垂」は、その白さが純粋で清らかな印象を与え、桜の中でも特に珍しい品種です。

上野公園ミニ桜図鑑

上野公園の園内には、動物園などを合わせると約1,200本、50種類以上の桜の木があり、2月下旬~3月上旬に
咲く寒桜系から、4月下旬にゆっくりと咲く里桜系まで、春のあいだに休むことなく見ごろが続きます。

陽光(コウヨウ)
鮮やかなピンク色の花が特徴で、ソメイヨシノよりも早く咲く。

八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)
八重咲きの枝垂れ桜で、紫がかった濃い桃色の花びら。

山桜(ヤマザクラ)
花弁は5枚の一重咲きで、色は白色から淡紅色。

早晩山(イツカヤマ)
白い桜で花弁数は10~15枚くらいの八重咲き。

一葉(イチヨウ)
花弁の色は淡紅色で、八重咲きの大輪の花を咲かせる。

関山(カンザン)
八重咲きで花弁は20枚から50枚。花弁の色は濃紅色。

梅守寺数珠掛桜(バイゴジジュズカケザクラ)
薄紅色であり、細い花びらが多数みられる菊咲きの桜。

園里黄桜(ソノサトキザクラ)
黄白色の八重の花びらに緑のすじが入るのが特徴。

妹背(イモセ)
花や実を一対でつけるので、縁結びの桜ともいわれています。

河津桜(カワヅザクラ)
一重咲で大輪の花を咲かせ、花弁の色は紫紅。早咲きの桜。